穏やかな風に乗って新緑の香りを感じる初夏
そんな景色を和菓子で表現するとどんなものができるのでしょうか?
構想~試作、商品化まで今日は順を追って説明してみますね
青々とした草木の香りはよもぎで、これは初めから決まっていました
まんじゅうにするか水羊羹にするか、、
まんじゅうは初夏のイメージとは違いますし、水羊羹によもぎを入れるのであれば繊維をもっと細かくしなければ、水羊羹特有のサラッとした口溶けを邪魔するはず、、葛を使ってと思いましたが本葛桜が、、わらび餅にしてみよう!
配合を決める段階で肝心な部分はよもぎの割合ですよね。要はわらび餅にどれだけよもぎを入れるかです。
大将がよくやるのは、よもぎ以外の材料が入った鍋を遠目で見て、少しずつよもぎを入れ全体量を確認しながら勘で割合を決めていくやり方です。頭の中では全体の何割だとか計算したり、火にかけた後の風味の残り具合だとか考えてますが、最終的にはだいたい、おおよその経験で決めます
練りあがった生地を、きなこを手粉にこしあんを包んで
うっすらときなこをふりかけて・・・
スタッフさんたちに食べてもいらいます。この時はいつも美味しいと言ってくれるかドキドキしています💦
OKが出たので商品名 薫風(くんぷう)、明日から販売です!
皆さん、是非この機会にお召し上がりくださいね