和食とは
複雑な副材料や工程を加えず
ありのままの食材を活かした料理のこと
和菓子も同じこと
そして
旬の食材を味わうということは
季節そのままを味わうということ
このわの和菓子作りに対する考え方は
至ってシンプルです
例えば
いちご大福
いちごと餡、餅の組み合わせで成り立っていますが
三素材の中で何が主であるか・・・
写真を見て頂ければ一目瞭然!です
左から餡をお餅で包みいちごをのせたもの
中央、(同じグラム)でいちご(も)包んだもの
右、その断面
お召し上がりいただいた際に、主たるいちごを感じる為には、その存在が明確でなければなりません!
このわでは2Lサイズの博多あまおうと云う品種を贅沢に使っています!(もちろん宗像ではこのわのみの取り扱い!)
この大きないちごは機械では包めません!
果肉が潰れてしまいます
さらに
あんを薄く包み込む求肥(ぎゅうひ 餅に砂糖を加え滑らかにした生地)は機械で包むと確実に破れてしまいます
手包みのみがこのわの理想とする
いちご大福です
さらに
ガブリといちごを食べた瞬間に感じる一体感は
まるごといちごを包みこむ事によって成り立っています
あんもちの上にそれをのせた左側ではそれすら感じられません
加えて
丁寧に灰汁を取ったこのわ自家製の小豆こしあんは、博多あまおうの甘さを絶妙に引き立てます
多い時には400~500個/日ものいちご大福がこのわから旅立っていきます
(先週の土曜日は白、黒あん合わせて400個以上 お買い求めいただきましたお客様ありがとうございます♪)
多くのお客様に愛される和菓子とは
利にかなった製法と技で作られているという事
そして大切に育てて頂いた生産者、お取引先様に支えられてこそこのわの理想とするいちご大福が出来上がるという事