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クラウンがカローラに変わる時代。
発信もまた、同じ道を辿っている。
今のSNSの発信を見ていると、
どれもだいたい同じに見えてきます。
「こんなに美しい料理を作りました」
「私は消費者の味方です」
「こんなに優しいコンセプトでお店をやっています」
どれも間違っているわけじゃない。
でも、その裏側に透けて見えるのは——
ほとんどが「自分の承認欲求」だということ。
じゃあ、こう問いかけてみたい。
もし、みんながお金を失ったとき。
それでも、同じ発信ができますか?
それ、タダでもやりますか?
お金をもらえなくなったときにも
変わらず言える言葉だけが、
本当の「考え方」なんだと思う。
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このわは、
嫌われるのも覚悟して発信しています。
売上が下がるのも、覚悟しています。
「売れそうなこと」ではなく、
「たとえ売れなくなっても、
自分が責任を持てること」だけを書いている。
だからこそ、聞いてみたいのです。
どれだけの経営者が、
売上が下がると分かっていても、
それでもなお発信したい言葉を
世の中に出せるだろうか?
今の発信の多くは、
ベクトルが逆 だと感じています。
フォロワーを増やすための言葉。
「好かれる前提」のやさしさ。
「今のお金の流れ」が止まらない前提のメッセージ。
でも本当に必要なのは、
流れが止まったあとにも残る言葉じゃないでしょうか。
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クラウンがカローラになり、
みんな同じ車に乗り、
同じ服を着て、
同じ価値観を並べて生きる時代。
そこには“平等”はあっても、
“成果”はなくなっていく。
発信も同じ。
誰が書いても同じような言葉を並べていたら、
いずれ“何も届かない世界”になる。
だから私は、
あえて逆を向いて発信しています。
それが、
このわが選んだ生き方だから。