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文明の鵜と鵜飼の話
— 都市型チキン男の正体 —
世の中でよく言われる「チキン男」。
弱い、ビビり、臆病。
そんな意味で使われている。
でも、本当の意味は違う。
チキン(Chicken)= 鶏ではなく、
現代のチキン男は “鵜(う)” なのだ。
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⬛ “鵜男”とは何か?
鵜は、自分で魚を捕っているように見えて、
本当は——
首に縄をかけられ、鵜飼に使われる鳥。
・自分で獲った魚も飲み込めない
・役目が終わるまで働き続ける
・でもその構造から抜け出せない
現代の都市型チキン男(=鵜男)はこうなる:
✔ 食べ物は全て「買う」だけ
✔ 電気も水も自分では作れない
✔ 給料が落ちるのを待っているだけ
✔ 依存先がないと動けない
✔ 構造から外れると生きられない
✔ 何かがあると「社会が悪い」と言う
✔ 権利ばかり主張し、義務は果たさない
✔ SNSで幸せを語るが、中身は空虚
✔お話し会や座談会が好き
これが “鵜男” の正体だ。
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なぜ女性(=鵜飼)が疲れるのか
女性は本能で知っている。
「自分を守れる男と一緒にいたい」 と。
でも都市型社会は
“自立できない男” ばかりを生み出す構造になっている。
結果、女性はこうなる:
・支えなければならない
・守ってほしいのに守られない
・精神的負担が増える
・自分自身が鵜飼として疲れていく
だから最近の女性の声は
不満ではなく、構造の悲鳴 なのだ。
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では、どうすれば鵜から抜け出せるのか?
答えはとてもシンプル。
“自分の足で立てる要素をひとつ持つこと。”
農でもいい。
電気でも、水でも。
技術でも、手仕事でも。
なんでもいいけど——
自分だけで成立する1つを持つ。
その瞬間、世界の見え方が変わる。
・電気1kwhの価値が分かる
・水道の尊さが分かる
・排水処理のありがたさが分かる
・当たり前に払っていた税金の意味が分かる
そして、女性は安心し、
家庭の空気も、未来の空気も変わる。
鵜飼も鵜も、互いに疲れない関係になる。
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我々は今 “鵜の文明” の終盤にいる
都市化のピークを越え、
依存構造は限界を迎えている。
・働いても安定しない
・物価も電気代も上がる
・自立はできない
・でも依存先はどんどん減る
構造が崩れた時、
最初に苦しむのは “鵜男” だ。
だから 6次化 が鍵になる。
自分で育て、
自分で加工し、
自分で売り、
余裕で誰かを助ける。
鵜でも鵜飼でもない、
“自分の足で立つ人間” になる道。
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結論:
チキン男=鵜男。
そして女性が嘆くのは当然。
でも未来は変えられる。
必要なのは革命でも破壊でもない。
1つ、小さな自立の種を持てばいい。
それだけで、鵜は鵜じゃなくなる。
鵜飼は憎む相手ではなく、
未来をつくる相棒になる。
そして社会の空気が変わる。
それが——
“このわ”の思想の最終地点。
心が巡り、誰も傷つかない世界。