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【文明の終焉の話】
― ローマ帝国も、日本も、そして今も ―
どの文明も、滅びた理由は
戦争でも、資源枯渇でも、人口減少でもない。
もっと静かで、もっと怖い理由だ。
「当たり前への感謝」が消えた瞬間、
文明は必ず崩壊する。
・水を大切にしなくなる
・器を最後まで使わなくなる
・修理より買い替えが当たり前になる
・食べ物を捨てるようになる
・人の労働を軽く扱うようになる
・自然を消費しても痛まなくなる
・納税の義務を否定しはじめる
文明の崩壊は、いつも
“感謝の消失” から始まる。
そして今の日本も、例外ではない。
便利すぎて、
不便を知らなすぎて、
苦労が綺麗に消されすぎて、
「ありがとう」が要らなくなってしまった社会。
だからこそ私は思う。
この島国は、
“次の文明を育てるための準備期間” に入っている。
それが今の このわの役割 でもある。
● 季節に合わせて作る
● 土を戻す
● 太陽で電気を生む
● 木を倒して薪にし、炭にし、土に還す
● 手で繋ぎ、言葉で繋ぎ、心で繋ぐ
これは “新しい文明の型” だ。
文明は技術で続くのではない。
文明は 感謝で続く。
どれだけ立派なインフラを整えても、
【最後に “使う側の心” が乱れたら、
すべては一気に瓦解する】
だから私は伝え続けている。
物を大切にする人から、文明はもう一度立ち上がると。
⸻
最後に。
農家さんが命を削って食料を作っている。
では、その反対側に立っているのは誰なのか?
私はずっとこの問いを抱えてきた。
だから、こう尋ねたい。
⸻
🔹 あなたが給料を受け取った瞬間、
最初に消えていくお金はどこへ流れますか?
🔹 あなたの生活費の中で、
いちばん大きい支出は何ですか?
家賃?
貯金?
通信費?
保険?
ローン?
外食?
その答えが、
“あなたが誰を働かせ、誰を肥えさせているか” を示している。
そして、そのお金は、
本当に あなたの命を守る人 に流れているでしょうか?
あなたの生活を作ってくれる農家さんに、返せているでしょうか?
答えを責めはしない。
ただ——
その答えが、あなたの未来を決めるだけ。
自分のお金の流れを理解した瞬間、
世界の見え方は一瞬で変わる。
⸻
◆ エンゲル係数が高い=貧乏
と言われていた時代は終わる。
これからは、
“誰もがエンゲル係数が上がる時代” にシフトしていく。
理由はひとつ。
食こそが、本物の豊かさだから。
要らないものを外し、
自分の命を守ってくれる人に
ちゃんとお金が流れる社会へ戻る。
そのうち本当にこう言われるかもしれない。
「暴走族みたいな“手で生きられる人間”が一番価値がある」
技術
仲間
現場力
機械を扱う力
“自分で立つ力”
それが未来の通貨になる。
そして何より——
農家さんに感謝が返る時代に、
ゆっくりと戻っていく。
その入口に、
“このわ”はもう立っている。